より安全、より正確なインプラント治療のために(その4:治療計画)
2019.07.09
こんにちは、歯科医師の椎名です。
曇天が続きますね。海の日までには夏らしい空と雲が見たいところです。
今回は手術前の治療計画立案についてお話ししていきます。
歯周病・全身の健康問題などの条件を無事クリアできれば手術に向けて準備を進めていきますが
最初に必要な検査として、CT撮影を行います。
(抜歯された部位ですと3〜4ヶ月間の骨の治癒期間を待ってから撮影する事が多いです。)
これによりパソコン上で様々な角度から、インプラントを入れたい部位の骨の高さ、骨幅の広さ、骨の質(硬い部分と柔らかい部分があります)、前後する歯根の形や向き、下顎の中を通っている神経の集合管(下顎管)や、奥歯の上の方にある鼻とつながっている空洞(上顎洞)の位置など多くの情報が得られるようになります。
インプラントは精密に規格化された長さと幅を持った丸ネジのようなものです。
骨のボリュームが足りない所にそれを超えるサイズのインプラントはそのままでは入れられませんので
CT画像を評価して患者さまに合った最適な治療計画を立てることが大切になります。
(骨のボリュームを増やす手術もありますが、こちらはまた別の機会に)
CT撮影し、手術の安全性をチェック、インプラントの種類・サイズを決め、
骨のどこに・どのような角度で・どの深さまでインプラントを埋入するかを事前に決めれば
次回はいよいよ麻酔・手術となります。
これまでの内容は過去の投稿をご覧ください。
下記リンクから当HPの過去ブログ記事に飛びます。
その3:既往歴(全身疾患)
https://www.ginza-smile.info/blog/3460
その2:歯周病
https://www.ginza-smile.info/blog/3462
その1:インプラント治療とは
https://www.ginza-smile.info/blog/3439
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Category - インプラント