IOSセミナーへ行ってきました
2019.07.03
こんにちは、歯科医師の椎名です。
先日、ストローマン・ジャパン本社にて開催された植松厚夫先生のIOSセミナーに参加して参りました。
IOSとはIntra-Oral-Scanner(口腔内スキャナー)の略語です。
通常のお口の中の型取りは、アルジネート、寒天、シリコンといった粘土のような材料を数分間お口の中に入れて固まるのを待ってから外すというやり方で行います。
これが苦手な方は多くいらっしゃいますし、どうあっても唾液が型につきますので、そこから石膏を注いで模型に起こしていく過程で、お口の中の細菌が外部に出てしまうのは防ぎようがないのも事実です。
ですがIOSであればそうした問題を多く解決でき、デジタルデータとして保存・コピーもできるため、患者さまにも我々医療従事者にも様々な利点があります。
詳しくは改めてIOSをテーマにお話しさせていただければと思います。
ストローマンフォーラム2019でも植松先生はIOSの講演をされており、その時もデジタル化が進む歯科の最新内容に衝撃を受けましたが、今回さらに時間をかけてIOSについての先生の知見を伺うことができました。
質疑応答も盛んで、受講された初対面の先生方ともお話しする機会に恵まれた実りある1日でした。
植松先生と記念撮影
(たくさんの質問にご丁寧にお答え頂きありがとうございました。)
実物の10倍くらいのインプラント模型
LINEとストローマン、イメージカラーが緑つながりですね笑
いよいよ7月ですね。
暑さに負けず、スタッフ一同頑張ってまいります。
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より安全、より正確なインプラント治療のために(その3:既往歴、全身疾患)
2019.07.01
こんにちは、歯科医師の椎名です。
前回はインプラントを成功させる為、まずは顎骨が健康で清潔でなくてはならないという話でした。
私はたとえ話として、歯を建物、骨を地盤とみなせば建物が壊されるのが虫歯、
建物を支える地盤が壊されていくのが歯周病なんです、と患者様にお伝えするのですが
地盤が崩れそうな所や将来悪化すると予測できる所にプロが無責任に建築する事はあってはならないですよね。
歯を支える基礎だからこそ、歯周病予防・ケアは一生続けていく価値のあるものなのだと思います。
建築つながりで四丁目交差点を彩るビル群を撮影。(ここからだとちょうど当院は木の陰に…)
さて、ここからはインプラントと全身の健康状態との関係についてお話ししていきたいと思います。
インプラントの埋入手術は基本的にはそこまで大がかりではないにせよ、外科手術です。
ですので、術中・術後のお体への影響があるような持病がないかどうか、
痛み止め・抗生物質といった手術後飲んでいただくお薬との相性が悪くないかなど
初診時・および術前にもしっかりお話しを伺い、必要であれば医科の先生と連携して
安全に手術を行えるかどうか確認させていただく必要があります。
高血圧、心疾患、脳血管障害、腎機能障害、気管支ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患、
血液疾患・自己免疫疾患など、程度にもよりますが多くの病気との関連性は無視できません。
ご自身の健康状態について担当医と情報共有をしていくことで
お互い安心してインプラント治療を進めていくことができると思います。
そのためには初診時にお時間をいただき、お話しをしっかりと伺っていくことが大切になります。
次回はこれらの条件をクリアしている前提で、
次のステップ、インプラント手術前の治療計画についてお話しをしていきたいと思います。
下記リンクから当HPの過去ブログ記事に飛びます。
その2:既往歴(歯周病、タバコ)
https://www.ginza-smile.info/blog/3462
その1:インプラント治療について
https://www.ginza-smile.info/blog/3439
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赤ちゃんのお口の中は…?
2019.06.28
こんにちは、歯科衛生の樋口です。
今日は虫歯菌の感染についてお話しします!
虫歯はミュータンス菌の感染によっておきます。ミュータンス菌は砂糖を栄養源として、酸を出し歯を溶かしていきます。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはミュータンス菌はいません。生後6ヶ月〜3歳の間に最も感染しやすく、お母さんやお父さんなどが食べ物の噛んでから与えたり、同じおはしなどの食器を使うことにより移ってしまいます。
赤ちゃんにミュータンス菌を与えないためには、食べ物の口移しや食器を共有しないこと、そしてお母さんやお父さんなどのお口の中の環境をよくしておくことが大切になります!
より深い部分の虫歯治療
2019.06.27
こんにちは。歯科医師の柴田です。
前回は浅い虫歯についての処置についてお話しました。
より深い虫歯に対する処置はどんなものがあるでしょうか?
虫歯を取るということに関してはどれも同じなのですが、我々歯科医師にはもう一つの役割があります。それは機能回復です。虫歯を取ったとしても噛める状態にしなければ意味がありません。その噛めるような状態にするためには以下の処置があります。
①CR充填(プラスチック状の材質)
②インレー(詰め物)
③クラウン(被せ物)
それ以上深い虫歯になりますと神経の処置が必要になります。神経の処置に関しても後日お話させていただきます。
次回はCR充填に関してお話します。
銀座五丁目歯科 柴田