より安全、より正確なインプラント治療のために(その5:静脈内鎮静法)
2019.07.22
こんにちは、歯科医師の椎名です。
前回までで、術前のCT画像を参考にインプラントの埋入部位を決定するところまで進んできました。
今回は手術前の麻酔についてお話ししていきます。
当院のインプラント手術は、白金にある本院のインプラントセンターにて
日本歯科大学麻酔科のドクターに同席していただき、
通常、静脈内鎮静法(Intravenous Sedation 以降、頭文字よりIVSと表記)下で手術を行っています。
IVSは始めに腕に点滴をして血圧や呼吸を観察しながら、麻酔薬を少しずつ入れていく麻酔法で、
うたた寝をしているような感覚になるため治療への不安、痛み、えづきなどをやわらげる鎮静効果が期待できます。
患者様にとってストレスの少ない状態になってからお口の中に局所麻酔注射を行い、治療を開始しています。
全身麻酔と違って術中の意識が完全になくなったり、筋弛緩剤を入れることはないのですが
うとうとしたまま目が覚めると手術はすでに完了している、という感じは似ているかもしれませんね。
治療終了後はしっかりとお薬が抜けて覚醒するまでしばらく休憩していただき、
ふらつきなどがないか確認後にご帰宅いただきます。
(それでも当日の車や自転車の運転は控えていただいております。)
患者様とインプラント治療についてお話しさせていただくと、手術というものへの不安を感じられる方はとても多いです。
そういった方にこそお勧めできるのがこのIVSです。
※使用薬剤に対してアレルギー・禁忌症をお持ちの方、妊娠中の方、口が開かなかったり呼吸の管理が困難と判断された方はIVSの対象外となります。
当院では事前に静脈内鎮静法について説明と同意書へのサインをいただいております。
これまでの内容は過去の投稿をご覧ください。
下記リンクから当HPの過去ブログ記事に飛びます。
その4:治療計画
https://www.ginza-smile.info/blog/3512
その3:既往歴、全身疾患
https://www.ginza-smile.info/blog/3460
その2:歯周病
https://www.ginza-smile.info/blog/3462
その1:インプラント治療とは
https://www.ginza-smile.info/blog/3439
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