「令和」
2019.04.01
こんにちは、歯科医師の椎名です。
新元号「令和」が発表されましたね。
クリニック向かいの銀座・和光さんのショーウィンドウにも「令和」の文字が美しくライトアップされています。
新しい時代を皆さんが健やかに歩んでいけるよう、気持ちを新たに我々も一層努力して参ります。
さて、虫歯や歯周病は生活を悩ましくするものではありますが、直接命に関わる病気とまではいかないですよね。
しかし歯科の分野にも生命にかかわる危険な病気、口腔がんがあります。
タレントの方の罹患・公表をきっかけに、皆さんの口腔がんへの関心は高まっているようです。
進行してしまった口腔がんは手術で舌や顎の骨を切除する必要があり、
命を救うためとはいえ、会話や食事が不自由になるなど日常生活にも大きな影響がでてしまいます。
口腔がんの部位別10年生存率は、男性で41.4%、女性で53.6%で、
胃がんの男性61.3%、女性58.2%よりも低いですが
肺がんの男性18.1%、女性31.2%よりも高くなっています。
(国立がん研究センターがん対策情報センター「がん登録・統計」より)
二週間を超えても治らない口内炎や長い間気になっているしこり、
舌や粘膜の一部が赤や白に変色しているが痛くもなんともない、拭いても取れない、などの症状が現れたら、一度歯科を受診し、担当医に相談をされてみてくださいね。
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